転勤(2006/10/02)
この度の引越しは、とにかく紆余曲折あった。
当初では2005年5月頃の予定が、ズレ込んで2005の年の瀬になった。
しかし、それだけではなかった。
主人は単身赴任に近い状態の長期出張で、長い間ホテル住まい。
「引越しらくらくおまかせコース」なんぞを会社が選んでくれるはずもないから、引越しの段取りは、荷造りから全て、私一人の作業だった。
引越し会社5社の見積書を会社に提出したが、会社から引越し会社決定の知らせが全く入らず、10日以上経ち、引越し当日4日前になって、ようやく、
「日通にお願いしました。」
と、社長から連絡があった。
一番安い見積もり金額を出したアリさんからは、見積もり後の連絡が遅いということで、断られたようである。…社長、アホだね。
実は、私が引越しするその日は、正に「姉歯ショック」の余波で、都内は引越しラッシュだった。
連絡があるまで、正直、運送会社のトラックが空いているのか、空いていなければ、予定していた日に引越しができなくなる…、とヤキモキしていた。
更に。
私は引越し会社が無料でくれるダンボールを、大きくアテにしていた為、引越しの準備は引越し4日前の時点で、相当中途半端だった。
こんな直前までダンボールが手に入らない、引越しの準備の苦しさといったら無かった。
アホ社長を呪い殺そうと、どれだけ思ったことか。
仕方なく市販のダンボールを購入し、その領収書は会社の名前で切ってやったところで、気持ちは多少落ち着いた。
しかしま、なんとか予定通り引越しできそうで、ひとまず安心。
ところが。
そうやってこないだ、てんやわんやで引越しをさせた半年後。
その頃になっても、主人のホテル住まいは続き、私達夫婦は離れ離れで暮らしていた。
散々遠隔地に亭主を送り込んで、家庭を引き裂いて、安月給で亭主をこき使いながら、この期に及んで、また「引っ越さないか?」…バカ社長にアホ会社め、お前らは将軍様か!!!
引越しにかかる自腹の金がどのくらいになるのか知っているのか?本来、亭主に支払われるべき給料の、大半をピンハネして儲けておきながら…!!!
我が家に回ってくるはずの、そのピンハネの儲けで買った彼奴らのゼイタク品の一切、全て呪われている!!
我が家を不幸にした分の不幸は、不幸を取り出してきた彼奴らの元に返っていくのだ。
…彼奴らの背後に忍び寄って、ハンマーでドツキたい。
焼けた鉄の靴を履かせて、一生踊り続けさせてやりたいぃぃ!!
その靴底に、ガムつけてやりたいぃぃぃ!!
私の墓穴の隣には、呪われた輩の墓穴が、きっちり、たくさん用意されている。
経営者だか人事だか知らんが、彼奴ら、そのクソアホバカが賢く心を入れ替えることが無いなら、お前ら、いずれ呪うからな。
呪詛・マガゴト(禍事)を極め尽くしてでも、確実に呪うからな。
自分の儲けのために踏みつけた、勤勉で善良な社員の「妻」の怨念の一切で、彼奴らの血の最後の一滴までも汚されるのだ。
…
バカ社長の思惑に、散々引っ掻き回されて、また引っ越すかもしれない。
その候補の地を視察してきた。
暑い日が続くので、ツライなぁ…、と思っていた割に、今日は曇りで過ごし易かったのが幸いした。
紀伊半島に台風が接近しているらしい。
一時間に1本の、山の中を走るワンマン車両に揺られて、着いたその地は、なんだこりゃ。
今住んでいるところより、地場が2~3ランク下がったカンジ。
今住んでいるところも、けっこうな田舎だと思っていたけれど…、ここはまた更にド田舎。
「市街地」と呼ばれる大通りのサビレ具合が、また格別。
この地域は税金を、一体どこに使っているんだ?
そして、涼みに入った駅前の喫茶店の中に、チェ・ゲバラのポスターが貼ってあった。
ここの初老の店主は、革命を志しているのかもしれん。
そういえばちょっと前までは、ゲバラのTシャツも毛沢東のTシャツも、大体3000円~のレアな品物だったと思ったが。
…最近は、1000円以下で叩き売りされているのを目にする。
究極の選択で、ゲバラTか毛Tのどちらかを着なければ死ぬとしたら、仕方なく男前のゲバラTの方を私は選ぶんだろうな。
そんなことを考えながら、ポスターを眺めていた。
あと3ヶ月で、2006年も終わる…。
一体、何だったんだ…。
会社に騙されて引っ越して、ダンナと離れ離れに暮らして、2年近く。
一人暮らしの日々は長く、身寄りの無い土地で、最近は軽くニート状態。
